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  お口のおはなし 2月号vol.2 歯が生えてからイヤイヤ期までの仕上げ磨き、お口のエクササイズをしよう

お知らせ

お口のおはなし 2月号vol.2 歯が生えてからイヤイヤ期までの仕上げ磨き、お口のエクササイズをしよう

お口のおはなし

暦の上ではもう春ですがまだまだ寒い日が続いております。

春の便りが待ち遠しいですね。

乾燥する季節はお口の中も乾きやすくなりますので、こまめな水分補給をお忘れなく。

今回のお口のお話しは、『歯が生えてからイヤイヤ期までの仕上げ磨き』・『お口のエクササイズをしよう』です。
ぜひ参考にしてくださいね。

 

歯が生えてからイヤイヤ期までの仕上げ磨き

 

子供の歯は小さくてとってもかわいい歯。

いつまでも健康な歯のままでいてほしいですよね。でもイヤイヤ期になると、思うようにみがけないこともあります。今回はイヤイヤ期のお子さんにどのようにして磨いたら良いかをご紹介します。

 

まずは仕上げ磨きの目的についてお話しします。

仕上げ磨きはむし歯予防が目的の一つになりますが、乳幼児ではむし歯予防だけではありません。仕上げ磨きにはさまざまな効果があるのです。

 

お口に触れられる抵抗をなくしていく

生まれたばかりの赤ちゃんは、唇を触れられたり、お口のなかに異物が入ることを嫌がります。何かがロに入ろうとすると反射的に舌で押し出そうとしたりします。これは原始反射の一つで、赤ちゃんにもともと備わっている反応です。このような反射がいつまでもあると、ゆくゆく始まる食事や歯みがきのときに困ってしまいます。成長にともない原始反射は消失していきますが、お口の抵抗をなくしていくためにも仕上げみがきはとってもいい刺激になります。

 

唾液をたくさん出す

親御さんの指や歯ブラシがお口のなかを触れたりすることで、唾液がたくさん出てきます。唾液には一般的にさまざまな効果があると言われていますが、むし歯予防もその一つなので唾液をたくさん出すことは重要とされています。

 

 

 

それでは仕上げ磨きのポイントを紹介します。

「イヤイヤ期に入り、思うように歯磨きをさせてもらえない。どうしたらいいの?」というお悩みをもつ親御さんも多いのではないでしょうか。

本来は寝る前にしっかり全体をみがきたいところですが、2歳くらいのお子さんでは、思うようにみがけないときもあるでしょう。そういったときは、上の歯は朝、下の歯は夜など、歯みがきするタイミングを分け、トータルで1日1回はお口全体にケアがゆきとどくようにします。半分でしたら1回にかかる時間が短くてすみます。

 

 

また、「全体を磨いているつもりだけど、子どもが動くしちゃんと磨けてるのだろうか?」などと思うこともあると思います。

そういった時には磨く順番を決めておくと、磨き残しをおさえられると思います。毎回同じ歯からスタートし、すべての歯を網羅するようにしていきます。とくに奥歯は、歯の外側・内側(舌側)のほかに、上下の噛み合う部分も忘れないようにします。

順番を決めておくことは、お子さんが自分で磨くときにも有効です。順番を記入したシートを作っておき、歯みがき時に確認しながら行うとよいでしょう。

 

歯医者さんではお子さん一人ひとりにあったケア方法を指導してもらえます。また、お口の問題は、むし歯だけではありませんので、小さいうちから歯医者さんで診てもらっていれば、問題の早期発見につながり安心です。お口に関するお悩みは1人で抱え込まず、ぜひご相談ください。

 

歯科衛生士     H.I

 

お口のエクササイズをしよう

 

  • ムセはどうして起こる?

喉頭の入口には声帯ヒダがありますが、この周辺に食塊や水分が触れると脳へ”苦しい”という信号が送られます。脳はその信号を異物混入の危険と認識し、排出させる指令を身体に送り、激しく咳き込むことになります。これがムセになります。

お口〜喉周りの筋力が弱ってくると、飲み込む時に気管を塞ぐ俊敏さが低下し、気管に入ってしまいムセることがあります。

ムセが上手く出来なかったり、繰り返しムセを起こすと誤嚥性肺炎に繋がることもあります。

 

  • イビキはどうして起こる?

お口周りの筋力が低下すると、寝ている時に口蓋垂(のどちんこ)、軟口蓋、舌が垂れ下がって、空気の通り道が狭くなることがあります。

狭くなったところに空気が通過しようとすると音が鳴ります。これがイビキになります。

イビキがひどくなり完全に塞がってしまうのが睡眠時無呼吸です。

舌や軟口蓋の筋力が低下していると、口が開きやすく、口呼吸にもなりやすいです。

唇を閉じる時だけでもお口周りの筋力を使っているため、その状態を保つことも大切です。

 

  • お口のエクササイズをしよう

①ペットボトルエクササイズ

ペットボトルに息を吐いたり吸ったりするエクササイズで、一度クシャクシャに出来るくらいの柔らかいの素材がおすすめです。

 

②ほっぺふくらましエクササイズ

唇を内側に巻き込み頬を含まらせるエクササイズです。頬を膨らませた状態で自分の限界時間を測り、それに近い時間を目標にして、1日5セット頑張りましょう。

 

③スマイル&ウィンクエクササイズ

目元と口元を同時に動かすエクササイズで、まず唇を閉じて左右の口角をゆっくりとあげスマイルをつくります。10秒間行い20秒間休憩を10セット繰り返すのがオススメです。

次に片方の口角を上げ、同じ側の目を閉じて10秒間保持します。左右交互に10セット行います。

 

④たこちゅうエクササイズ

口元を”う”の形で前方へ突き出した状態を保つエクササイズです。

10秒間行い20秒間休憩して10セット繰り返しましょう。

 

歯科衛生士     M.S

小児歯科・予防歯科
インプラント治療
セラミック治療 幅広く対応
入間郡三芳町 ユナイトみよし歯科

 

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