さて、長きに渡ってお話した口腔育成についてですが、今回が最後になります。最後は2~3歳のお子さんについてになります。この時期では、今までのことを繰り返し大事に行っていくことになります。
「まだ口が開いていて…」「姿勢が悪くて…」「好き嫌いが激しくて…」など悩み事がありましたらこれまでのブログを読み返していただくか是非、当院のスタッフにご相談ください!
お子様一人ひとりの成長に合わせてお話させて頂きたいと思います!
2歳以降からは奥歯(乳歯)が生え揃うので仕上げ磨きでもフロスを始めましょう。
お子さん用のホルダー付きのフロスもありますので、スタッフにお尋ねください!
ご家族のマネっこをして、自分でも出来ると とても良いですね!
奥歯が生え揃ったら以下のことに注意しましょう。
生活習慣
☆起床時間を規則正しくしましょう!
☆運動量を多く空腹感をもつとよいですね。
☆おやつの時間は規則正しくしましょう!
☆ごはんの前のお水やお茶など飲み物の取りすぎに注意しましょう。
☆早期からのジュース(噛まない砂糖)の取りすぎは味覚を鈍感にしてしまいます。
☆濃い味付けしか食べずに野菜を食べない生活には注意しましょう!
食べさせ方
☆足が接地する高さの椅子でお椀を持って食べよう!
☆口を閉じて音をたてずに噛むことを促していきましょう!
☆お茶やお水は食後に摂取するとよいです。
☆お箸は2歳を過ぎて興味を示してからでも遅くはありません。
☆スプーンにのせる量を教えていきましょう。=それが箸にのせる量へとつながります。
☆毎食1品は手づかみ食べを取り入れるとよいです。
歯磨きについて
この頃の歯みがきでは、「食べたら磨く」を習慣化させ、歯みがきを楽しい習慣にします。
まだ子ども自身で上手に歯みがきはできません。
ここで重要になってくるのが「模倣」です!
2歳の歯磨きのポイント
☆大人のマネをして、歯ブラシを動かす
☆ブクブクうがいの練習開始
お子様は大人のマネっこが大好きです!
ご両親のマネをして、「シャカシャカって音聞こえるかなぁ?」と誘ってみましょう。
歯ブラシをかんでしまったり、ぎこちなかったとしても、歯を磨くことを褒めると得意になって歯ブラシを手にします。
上手にマネが出来て、今までできなかった磨き方が出来たときは「お母さん、お父さんと同じだね」と褒めてあげましょう。
その繰り返しの中で、だんだんと歯磨きらしい動きになってきます。
ブクブクうがいも練習しよう!
口の中に水を入れて、唇をギュッと閉じて頬を動かすブクブクうがいは、意外と複雑な連動した動きが必要になってきます。
まずは、「空気だけ」で次に「少し水を含んで」、段階を踏んで練習することで少しずつ上手になります。
周りがびちゃびちゃになることもあると思うのでお風呂で練習するのもいいですね!
このように少しずつでもできるようになったら一緒に楽しんで習慣にしていきましょう!
3歳までに虫歯を作らないないことは、後の成長段階においても、虫歯のリスクを減らすことになります。
歯磨きの際にはフッ素ジェルの使用や、ブクブクうがいができるようになったらフッ素洗口で虫歯を予防していきましょう!
まとめ
「あれ?ウチの子は、まだコレが出来てないな」という時は、例えお子さんが3歳でも7歳でも、生後0~3か月の赤ちゃんの口腔育成のお話の内容から振り返ってみると解決策が見つかることがあります。
「ウチの子は、他の子より〇〇が遅い」というご相談もよくお受けしますが、その子 その子によって成長が異なるので、何も心配はいりません!
是非、当院のスタッフにご相談いただければ、気持ちがフッと軽くなる提案をご提示いたします!
入間郡三芳町
ユナイトみよし歯科 歯科衛生士 Y.S