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  お口のおはなし 第102話 歯間ブラシとデンタルフロスの違いは何?

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お口のおはなし 第102話 歯間ブラシとデンタルフロスの違いは何?

お口のおはなし

皆さん、歯磨きの際は歯ブラシ以外で何か使用されていますか?
実は、歯ブラシだけではお口の汚れは60%ほどしか取りきれません。

100%に近づけるには、補助具が必要になってきます。
それは…歯間ブラシデンタルフロス。
大きな目的は、歯ブラシでは届きにくい、
歯と歯の間をお掃除することです。

両方とも同じじゃないの?というイメージを持たれる方もいらっしゃると思いますが、細かく言うとそれぞれ合った場所があるんです。

この2つの使い分けを今日はご紹介します。

歯間ブラシ
挿入できる隙間がある歯と歯の間、矯正装置の装着部、ブリッジのポンティック連結部(ダミーの歯の下部)、1番奥の歯の奥側に使われます。
使い方によっては欠損歯や孤立歯の周囲に使えたりします。
形もストレートのI型と曲がったL型があります。

・使い方
①唇や頬を指や歯間ブラシで排除
②歯と歯の間にまっすぐ挿入
※挿入時、歯茎に当たり通らない場合…
下の歯→斜め上、上の歯→斜め下
という風に、歯間ブラシ先端の向きを変えて下さい
③前後or左右に往復運動
④奥歯は頬側と舌側どちらからも行うと効果的です

・注意
歯間ブラシのサイズは合ったものを使用、無理矢理通さないようにして下さい。
大きすぎると歯茎を傷つけ、小さすぎると効果が下がります。

デンタルフロス
歯ブラシの毛先が届かない歯茎の溝、歯と歯が重なり合う面や、歯間ブラシが入る隙間がない部位に向いています。
ホルダーが付いてるタイプは初めての方でも簡単に使用できます。指巻きタイプは少し練習が必要です。

使い方(指巻きタイプ)
①フロスを40cm程の長さでカットし、中指に2〜3回巻きつけ、親指と人差し指で2cm程の幅にして、ピンと張る
②ノコギリをひくようなイメージで、歯の間をゆっくり通す
③通したら、歯茎の溝に優しく入るところまで挿入
④歯に沿わせるように面を上下こすり歯垢を取り除く
⑤別の部位に使用するときは、糸をほどいてずらし、新しいキレイな糸で操作する
⑥取り出す時は挿入と同じように、ノコギリをひくようにゆっくり取り出す

・注意
過剰な力で歯茎の溝に入れると、傷ができてしまうことがあります。
歯が生えたてのお子さんは、歯茎の付着が弱い為より注意が必要です。
上手く取り出せない場合、無理に取り出さず一方の指の糸を外して外側から引き抜くようにして下さい。
糸が引っかかったりほつれたりする時は、詰め物が合っていない、虫歯になっている、歯石が付いているなどの可能性があります。

いかがでしたか?
実際にやってみると、歯ブラシだけでは取りきれない汚れが見えてきます。
文面だと分かりにくい点もあるかと思いますので、お気軽にご相談下さい。

入間郡三芳町 ユナイトみよし歯科

歯科衛生士 M・S

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