このシリーズのお話もいよいよラスト2回です。0歳から3歳までのお子さんの発育に合わせてどんなことに気をつけたらいいのか?どんなことをすればよいの?といった内容をお話させて頂いています。
今回は1歳後半についてのお話です。
歯科とは関係ないかも?と思われるかもしれませんが、お子さんの発育過程はとても大切なことが多いので参考になればと思います。
遊び食べ、手づかみ食べは脳に良い⁉️
食事の時の、遊び食べ、手づかみ食べは脳の発達を促します。
一口量を学ぶ大切な行動で、目で見て、手で掴んで口元に運ぶことで、目と手と口の協調運動になり、脳の発達にを促します。
視覚や触覚を刺激し、そして視覚と触覚と筋力を連動させる学びは脳にとってとても大切な行為です。
初めての歯磨きはマネっこから!
この頃の歯みがきでは、食べたら磨く習慣づけをしていきましょう。
1歳頃になると、上下4本ずつ前歯が生えそろいます。
その頃に仕上げ磨きを始めます。
最初は歯にそっと歯ブラシを当てて、シャカシャカと数回こするだけで大丈夫です。
歯を磨くというよりも、磨くマネからスタートします。
是非、ご家族の方々の歯磨きを見せてあげてください!
遊びの中で、楽しく歯磨きのマネっこができるといいですね!
お外でたくさん遊びましょう!
お外でたくさん遊ぶことによって体幹を鍛えることができるので、姿勢の良い子になることが期待できます。
最近はあまりしなくなりましたが、木登りをよくする子は上を仰ぎ見る動きをするので、目の周りの筋肉が鍛えることができ、口呼吸予防になります!上に目線を上げるような遊びも良いと思います。
さらに、仰ぎ見る時の視界は見下す時より立体的なため、視覚から得られる情報が多いので、視力低下の予防にもなります。
外遊びが減ってきている時代ではありますが、体調が万全なときなどは、お友達を連れて公園などでたくさん遊んでみるのもいかがでしょうか?
正しい靴の選び方
近頃、お尻を付けずにしゃがむことができない子供が増えてきているのはご存知ですか?
姿勢が悪いと臓器や横隔膜が歪み、呼吸がしづらくなります。
しっかり噛んで飲み込むには姿勢が大切です。
その土台となるのは、足です。
足の変形は1歳から起こります。
その原因は靴・靴下選びです!
家の中でも靴下を履かせたままではないですか?
靴下を履いたままでは足指の運動を阻害してしまいます。
外では靴下を履いたとしても、足指を動かしやすくするために、家の中では靴下を脱がせてあげましょう。
足が変形していると、かかとをつけてしゃがめません。
これは呼吸が吐ききれないのが原因なので、呼吸を吐ききる練習が必要になります。
他にも5秒片足立ち、グーパー動作、体前屈ができなかったりします。
運動機能が低下し、小中学生でのロコモ症候群が深刻化します。
身体機能が低下すると、摂食機能も低下します。
きちんと靴を選ぶことで、転倒防止、姿勢矯正、口呼吸の予防につながります。
正しい靴を選び、外でたくさん遊ぶことで、口呼吸を予防し、正しい姿勢を保つことができ、いっぱいなんでも食べられる子になります。
子どもの胃は大人より小さいので、1回の食事で得られる栄養も少ないです。
ですので、一食一食たくさん食べられる子になりましょう!この時によく噛むことも覚えていくようにしたいですね。
姿勢が歪むことによって、歯並びはもちろん、虫歯や歯周病にまで関係してくるとなると、姿勢に密接に関わってくる「靴選び」もしっかり考えてみましょう!
1~2歳頃になると少しずつ歩けるようになってきます。
10~20歩ほど、自分で歩けるようになったらファーストシューズを選びましょう!
コロナ禍ということでなかなか外遊びができなかったこともあり、またマスク生活の中で口呼吸が習慣になっているお子さんが増えてしまっているように思います。暖かくなってくる季節なのでお散歩や外遊びができる時間が増えるといいな!と思います。
検診時などにもこんな時どうすればいい?など気軽に声をかけてください!
入間郡三芳町 ユナイトみよし歯科
歯科衛生士Y,S