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  お口のおはなし 第90話 虫歯の治療方法を知っていますか? ①

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お口のおはなし 第90話 虫歯の治療方法を知っていますか? ①

お口のおはなし

初期の虫歯C1・C2治療方法

虫歯はどうやってできるの??と思った事ありませんか??

虫歯は口の中にいる細菌ミュータンス菌が食事やおやつなどの糖分を餌にして増殖し、その時周囲にネバネバのグルカンというノリのような物質を作り出します。このネバネバにより菌は歯に強力に付着して細菌の集合体が形成され歯の表面に白くこびりついた汚れが歯垢(プラー ク) です。またミュータンス菌は同時に酸も作り出し、歯垢(プラーク)の中は酸性になり歯の表面から、歯の成分であるカルシウムやリンが溶け出してしまいます。この歯が溶ける状態が続くと穴が開いてしまいこれが虫歯です。虫歯にも進行度合いにより治療の方法がことなります。で・・・

◊今回は初期C1・ C2の虫歯の治療について簡単にまとめてみましたyo◊

歯の表面をエナメル質と言いますが、そこに黒ずみや小さな穴が出来てしまったら、それはC1という初期の虫歯です。痛みなど自覚症状がないので、気が付かない事もありますが、それらを放置し痛みが出てから治療すると自分の大切な歯を沢山削らなければなりません。初期虫歯でもC2の虫歯というわけですね。

C1 歯の表面のエナメル質のみに虫歯が出来てしまった状態で、タービンや5倍速といった器具(歯を削る器具)を使用し削り、う蝕検知液(虫歯の部分を分かりやすくする液)で虫歯が綺麗に取り除けているかを確認した後、レジン(歯科用プラスチック)を詰め、上下の歯の嚙み合わせを確認しながら治療歯を磨き治療終了!!

小さい虫歯は治療時間も早く終わりますし、1回の治療で完治!!

C2 エナメル質の内側にある象牙質と言われる部分まで虫歯が進行してしまった状態で、冷たい物や、甘い物を食べるとしみると言った自覚症状がでるようになります。時々痛む事も…

好きなデザートなどを食べている時にしみたり、痛く感じるのは悲しいですよね…

C2の治療法はC1よりも歯を深く削る為、治療の最中に痛みが出ないよう最初に麻酔をします。その後の治療の流れはほぼ同じすが、歯の神経近くまで削った場合は神経を保護する薬を詰め様子をみたりする時もあります。その後レジンを詰める治療かまたは、治療歯の型どりをして後日改めて金属(保険適用内)を詰める治療があります。この詰め物の事をインレーと言います。金属のインレーは強度が高く、強い力で噛む奥歯がの治療に適しています。

 

※インレー治療の場合は型どりを行う為、2回以上の治療が必要になり、また金属(保険適用内)を使用する為アレルギーを持っている方は使用出来ず、やや審美性にかける部分が難点かもしれませんね。

いかがだったでしょうか??C1 C2の初期段階の虫歯の治療法が少し解りましたか??

虫歯はC2象牙質に達すると進行が早くなってしまいます。

「私、僕の歯は大丈夫っ!!」とは思わずに3ヶ月に1回は定期検診などでご自分の歯のメンテナンスをお勧めします。

虫歯も病気も早期発見・早期治療が一番です!

ユナイトみよし歯科 歯科助手 M.M

 

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