1歳以降から奥歯(乳歯)が生え揃い始めます。
この頃は何をどうやって食べるかが重要になってきます。
口呼吸や機能面での心配事がある場合は、スプーントレーニングやコップ飲みなどの練習に戻りましょう!
活発になる時期に抑えておきたいポイントをご紹介していきます
卒乳はいつ?
機能さえ整えば早めに卒乳していきます。
WHOでは2歳まで免疫機能獲得のため欲しがるだけ飲んでも大丈夫とありますが、衛生面の整備が整っている日本では1~2歳までの間に卒乳してもよいと考えられています。
また母乳に含まれる乳糖は虫歯になりにくいとわかってはいますが、就寝前や夜間に母乳を与えることによって、唾液の分泌量が少なくなり虫歯になりやすくなってしまいます。
母乳以外でも就寝前や夜間に飲み食いすると虫歯になりやすくなります。
母乳が直接的な原因にはなりませんが、与えるタイミングによって虫歯のリスクが上がってしまいます。
子供の歯は柔らかいので、非常に虫歯にかかりやすく、虫歯が大きくなりすぎると次に生えてくる大人の歯にも影響がでてきてしまいます。
小さい頃から虫歯ゼロの子を目指したいですね!
おしゃぶりや繊維質の野菜などを使ってゆっくり卒乳を目指しましょう!
3歳までは甘いおやつやジュースはNG!
どうしてもあげてしまいがちな甘いおやつやジュースですが、3歳までのお子様に与えてしまうと何がいけないのでしょうか。
など、といったデメリットがあげられます。
またWHOのガイドラインでは以下のように記載されています。
成人及び児童の1日当たり遊離糖類摂取量を、エネルギー総摂取量の10%未満に減らすよう勧めています。
また5%まで減らして、1日25g(ティースプーン6杯分)程度に抑えるなら、更に健康効果は増大するといわれています。
遊離糖類とは単糖類(ブドウ糖・果糖等)及び二糖類(しょ糖・食卓砂糖等)のことで、人が食品・飲料に添加する糖類のほか、蜂蜜・シロップ・果汁・濃縮果汁中に天然に存在しているものをいう。
遊離糖類摂取量をエネルギー総摂取量の10%未満に抑えるなら、過体重・肥満・う歯(虫歯)のリスクを減らせるとされています。
なお★生鮮果実・野菜中の糖及び乳中に天然に存在する糖を対象に含めていない。
世界保健機関(WHO)、ガイドライン「成人及び児童の糖類摂取量」参照
少し難しくなりましたが、3食の食事から摂取する量を除けば、おやつ等で取れる糖類摂取量はシュガースティック約2本分です。(約6g弱)
実際に行った研究からは、口の中の虫歯菌の数がかなり少なく、食事に関しても野菜が大好きなお子様が多いという研究データもありました。
みんなで楽しく食べよう!
近頃、子供だけで食事をする「孤食」が問題視されています。
まずは「孤食」にどういった種類があって、何がいけないのか確認してみましょう。
孤食
好き嫌いを注意してくれる人がいないので、孤食が続くと、好きなものばかり食べる傾向になり、栄養が偏りがちになります。
それに加えて、コミュニケーションが不足する結果、社会性や協調性のない人間に育ってしまう恐れがあります。
個食
家族が揃っているのに、全員が自分の好きなものを食べること。好きなものだけ食べるので栄養が偏り、好き嫌いを増やすことになります。また、協調性のない、わがままな性格になりがちです。
固食
自分の好きな決まったものしか食べないこと。
栄養が偏るのはもちろん、キレやすいわがままな性格になったり、肥満、生活習慣病を引き起こす原因にもなります。
粉食
パンやピザ、パスタなど粉を使った主食を好んで食べること。
米食と比べるとカロリーも高く、おかずも脂肪などが多くなり、栄養も偏りがちです。
小食
いつも食欲がなく、少しの量しか食べないこと。
また、ダイエットなどで食べる量を減らすこと。
小食が続くと、発育に必要な栄養が足りなくなり、気力も続かず、無気力な子どもになりがちです。
濃食
加工食品など濃い味付けのものを食べること。
塩分や糖分が多く、味覚そのものも鈍ってしまいます。またカロリー過多で肥満につながりやすいです。
どうでしたか?思い当たる孤食はありましたか??
なるべく家族みんなで食卓を囲むことによって、コミュニケーション能力を高め食事に対する喜びや楽しさを知る学びの時間となります。
是非、ご家族みんなで食事を楽しみ、料理や食材の話などをしてみましょう!
嫌いな食べ物もこのコミュニケーションの中で食べられるきっかけができるかも……!?
楽しくお口の機能を育てていきましょう!
ユナイトみよし歯科では小さなお子さんも楽しく通える歯科医院を目指しています!
ご家族や兄弟、お友達の紹介カードもありますので気軽にスタッフに声をかけてください!
ユナイトみよし歯科 歯科衛生士 Y.S