今回はなぜ口腔育成が必要か?
また、赤ちゃんのうちから取り組む必要についてのお話をしていきたいと思います。
まずは、今後の問題のお話です。
戦後に比べると、平均寿命は65年間で35歳も伸びています。
このまま寿命が伸びていくと、
2030年頃には今よりも高齢者が増えることによって、労働者、職業、病院が不足していくと言われています。
病院が不足すると、50万人の方が死に場所を失うことになってしまうと言われています。
健康寿命と平均寿命はご存知ですか?
平均寿命:その年に誕生した子どもが、何年生きるかを数値化したもの。
健康寿命:健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間。
日常生活に制限がある期間(口から食べられない・外出できない等)は男性9年・女性13年の差があります。
分かりやすく言うと、寝たきりの期間がそれだけあるということです。
最期まで健康に生きるためには、
いかに健康寿命UPをさせるかがお子様にとって、
また自分にとっても最高の贈り物になります。
人が望む人生最後までの希望は
「美味しいものを食べたい!出かけたい!」です。
その希望を叶えるために少しでも長く健康に生活できるように、
自分で自分の身体の予防をする時代がきています。
人が健康に生きるためには、口から食べる、立つ、笑うことが重要になってきます。
3歳までは
「生まれてから3歳までに食べるもので将来の健康が決まる」
と言われるほど重要な時期です。
その為に赤ちゃんの頃から、健康になる体作りをしていくことが必要です。
これからの時代では
健康な子を育てるのではなく、
健康になる子を育てよう!
では、
「赤ちゃんが生まれたら、どうやって育てたらいいの?」
抱っこの仕方は?
哺乳はどうやったら?
などたくさんの疑問と向き合うことになります。
赤ちゃんの育て方の基本の「き」
赤ちゃんが生まれたら、毎朝、
カーテンを開けて朝の光を子供に浴びせましょう。
生活のリズムを整える為にとても大切です。
人は生まれてから47分で模倣(他のものをまねること)をすると言われています。
そして、人間の赤ちゃんはヒトの口元・舌の動きを見る傾向にあります。
大人の真似をすることは、赤ちゃんにとって大事なことなのですね。
赤ちゃんが生まれて最初にすることは、オギャーと泣き、自力で呼吸を始めます。
そして、鼻で呼吸すると共に哺乳・嚥下(母乳やミルクを飲むこと)を繰り返して成長していきます。
このように呼吸を土台として姿勢を発達させていきます。
ただこの発達には順番があり、ひとつ前の発達は、次の発達の為の準備であり、練習です。
赤ちゃん一人一人生まれた時の身長、体重も違えば、成長する環境も違います。
ですので、個人差が出てくるのは当然なのです。
無理して座らせたり…無理して立たせたり…😓
成長に合わせて見守ることも必要です。
まずは、しっかり呼吸をする(鼻呼吸)から
始めていきましょう!
これは『口腔育成』の基本になります。
抱っこの仕方などはまた次の機会にお話していきます😁
ユナイトみよし歯科
歯科衛生士 Y.S