A. 歯磨きで歯肉から出血することから、歯周病にかかっていることが
疑われます。
歯周病にかかると、歯と歯肉の間の溝(歯周ポケット)に大量の
歯周病原細菌が棲みつくようになり、食べ物を嚙んだだけでも
歯周病原細菌が血管内に入り込むようになることが考えられます。
細菌が入り込んでも、その大部分は血管内の白血球に取り込まれて
消化し、分解されていなくなりますが、慢性的な菌血症では、血小板に取り込まれ、
血管の壁や血管の中の弁に付着して血管疾患を引き起こす可能性があります。
歯周炎患者は、歯周炎でない人よりも、心血管疾患のなりやすさが
20~50%高まります。
歯周炎患者は、歯周が健康な人に比べて、心血管疾患の進行リスクが
より高くなります。
正しい歯磨き方法を身につけ、そしてしっかりと歯周治療を受けること
によって、このような危険を減らすことができるでしょう。
A. 誤嚥性肺炎の予防には、口腔内のケアを徹底することが効果的です。
要介護の方や手の不自由な方々に向けた歯ブラシはいくつか市販されています。
歯ブラシの部分にチューブがついていて、汚れを取った後の唾液や水分を
吸引しながら清掃できるタイプもあります。
歯や歯肉についている汚れだけでなく、舌や口腔粘膜の汚れを取り除くため、
柄の先端にスポンジブラシのついている舌専用の清掃器具も市販されていますので
利用してみるとよいでしょう。(当院でも購入できます。)
また、忘れがちなのが義歯の清掃です。
義歯も口腔内と同じく、毎日きれいに清掃することが大切です。
埼玉県入間郡三芳町藤久保855-403
アクロスプラザ三芳1階
ユナイトみよし歯科
歯科衛生士 H.K