知覚過敏とは、むし歯ではないのに飲食物の摂取やその他の要因によって、
歯がしみたり、痛みが出る症状のことです。
歯の構造状で一番外側にあるエナメル質より内側に存在する象牙質は、
刺激を感じると神経に伝わり、痛みを感じます。
くさび状欠損のように象牙質が露出すると知覚過敏の症状が現れます。
・冷たい、熱い飲食物の摂取
・甘い飲食物の摂取
・酸味が強い物の摂取
・歯ブラシの毛先があたった時
・風があたった時
1.歯周病
歯周病は知覚過敏を引き起こす大きな原因です。
歯周病が進行すると、歯茎が下がり、歯根が露出してきます。
歯根には歯冠(歯の頭の部分)とは違いエナメル質がないので、
刺激を過敏に感じてしまいます。
2.加齢
歯茎は加齢によってだんだんと下がる傾向があります。
歯根が露出することで、知覚過敏を起こします。
3. 歯ぎしりや食いしばり
上下の歯が強く接触し続けることにより、歯の噛む面がかなりすり減り、
象牙質が露出してくることがあります。
4. 歯磨き
力を入れて磨いたり、硬い歯ブラシを使って磨いたりしていると、
ダメージを受けて歯茎が下がってしまいます。
また、歯に傷がつき、それが積み重なったことで歯がすり減り、
知覚過敏になることがあります。
5.酸が含まれる飲食物
酸が多く含まれている飲食物は歯を溶かします。
摂り過ぎてしまうと、強い酸によって歯が溶け、象牙質が露出します。
他にも歯の治療後やホワイトニング等でもしみる症状がでることがあります。
◎マウスピース、咬合調整
歯ぎしり食いしばりをしてしまう場合は、マウスピースを使用したり、
かみ合わせを少し歯を削って落とします。
◎ブラッシング法
強い力で磨かないように、適度な圧による正しいブラッシング法を身につけ、
歯周病も予防しましょう。
◎歯みがき粉
硝酸カリウム、硫酸アルミニウムが入った歯みがき粉を使用する。
◎飲食物
酸の強いものは特にダラダラ飲んだり、食べたりする習慣を変えましょう。
◎薬の塗布・材料による修復
知覚過敏抑制薬を塗布したり、樹脂などのコーティング材で覆うことで、
外からの刺激を防ぎます。
歯がしみる症状が気になる方はお気軽にご相談下さい。
ユナイトみよし歯科 歯科衛生士 Y.K